夫のKORNです。榛名山に登ったので次は赤城山に登りたいと思い行ってきました。
本による事前情報によると、コースは3時間30分で下山の予定。
【私の場合の登山条件】
★日帰り登山
★マイカー移動
★ソロ登山(1名行動)
★群馬県高崎市拠点(出発地・帰宅地点固定)
車で向かう場合、自宅からおおよそナビ上では1時間ちょっと。
登山の日程を決めるときに私は重要視していることがある。できる限り、「平日」に登りたい。
平日登山の魅力
基本的に世の中の大多数は土日休みですね。
私の前職はサービス業でした。平日に比べ土日の繁忙具合は2〜3倍前後。私自身はもちろん平日休み。平日休みのデメリットはやはり友達がいる地域に過ごしていると「休みを合わせられない」ですね。
そんな暮らしが11年続いた為もはやなんとも思いませんが、平日休みにはメリットも数多くあります。それは平日登山も同様です。
- 道が空いている(※通勤時間と重なると渋滞にハマる)
- 駐車場が空いている
- 登山道も空いている
そうです。空いているんです。空いていないと思わぬタイムロスが発生します。
- 駐車場探しに時間を取られる
- 登山口から遠い駐車場に止めざるを得なくなる
- 車で山に向かう道の途中で行楽渋滞にハマる
- 登山道でも登山者渋滞にハマる
空いているとこんなメリットがあります
- 静かな山歩きができる
- 周りの登山者にペースを乱されない
- 写真を撮る時に他人が映り込まない
- 自撮りなども気兼ねなくできる(ソロ登山だとこれ重要)
- 山頂で休憩するときも絶景をキープできる
念の為、デメリットも挙げておきます。
- 熊の出没確率が上がる(かも)
- 迷ったりしても助けがこない
他のハイカーの熊鈴の音や気配で熊さんはどこかに行っているかもしれないですよね。その数が少ない訳ですから、出没する「可能性」が出てくるかもしれません。ソロで人を頼れない状況で、登山者も少ない訳ですからより綿密にルートなどの情報を下調べする必要がありますね。
紅葉シーズンの日曜に登山実行
上記画像は登山当日の様子で、山から赤城神社を撮影したものですが、車がビッシリです。他の駐車場も全て埋まっており、路駐禁止マークのないところは路駐だらけ。ここは複数の登山道やハイキングコース、赤城神社に紅葉を見に来る人、ツーリングを楽しみに来た人、多くの目的で来られる場所。群馬県内でもトップクラスの観光スポットというのもあります。
本当は日曜日になんてきたくなかったのだけれども…、平日天候が悪くて、土日に快晴となったからしょうがなく行ったんです…。登山道も大混雑。
しかし、この黒桧山、群馬県の定める登山難易度を示すグレーティングではB2。しかし、「群馬の山歩き130選」では難易度「家族」レベル。掃部ヶ岳・杏ヶ岳がA2。群馬の山歩き130選では「一般」レベル。
個人的には後日行った、「掃部ヶ岳・杏ヶ岳縦走」ルートの方が、難易度・体力消費量共に高く感じた。
黒桧山・駒ヶ岳登山は「家族」グレードの通り、家族連れが大勢いました。犬連れもいましたし、赤ちゃんを抱っこ紐でおんぶした方もいました。(人それぞれですが、赤ちゃんおんぶしての登山はいくら黒桧山でも危険かと思います)
黒桧山登山開始
ルートは「大洞北登山口→黒桧山→駒ヶ岳→大洞」
ここは観光登山という感じで、道も整備されていて迷うことはない。危険箇所もないし、急登というほどでもなく登りやすい。しかし、標高1,821mは伊達じゃない。山頂付近は土に霜がついており、風は強いし激寒い。
登っていく途中で見える赤城大沼が徐々に小さく遠くなっていきます。榛名湖もそうですが、カルデラ湖の景色は自然が産んだ芸術。こんな景色を赤城、榛名2カ所手軽に見れる群馬県はやはり最高だ。
今回登山は服装選びに失敗した。掃部ヶ岳を登った後に挑んだせいで、登山中暑くなると思い、防風機能のない通気性の良い春夏用ジャケットを持ってきてしまった。今後はジャケットを二種類ザックに入れるようにしよう。
山頂は広いスペースになっており、多くの人で賑わっています。バーナーでカップ麺作ったり、食事を楽しむ人が大勢いました。
ああ、平日ソロ登山専門な私にはなんとも居心地の悪い…
山頂コーヒー
しかし気にせずお昼休憩。コーヒーの準備をしました。山頂コーヒー最高!
ここで使っているアイテム紹介
SOTO用品は高いんですが、登山にもってこいです。「軽くて、コンパクト」重いだけでも負担ですしザック内の場所をとるほど大きいと最悪ですよね。
マグはスノーピークのチタンマグ。現在入手できないのかな?60周年記念モデルを使っています。
本当は山頂で豆をミルで挽きドリップして飲みたいけれども、コンパクトで軽いミルは高いので、後回しとして未所持な為ドリップパックで我慢。
ドリップパックで個人的にはこの形状は嫌いである。
どうにも安定しないしお湯を多めに入れるとパックがコーヒー面についてしまう…。浸かってしまうとコーヒーの量が分からなくなります。持ち上げる台みたい「ドリップチェア」なるものもあるみたいですが…
この形状が一番安定する。以下、このパターンに近い淹れ安そうなパックを紹介。
下山(駒ヶ岳→大洞)
30分くらい休憩して駒ヶ岳へ移動開始。
天気の良い日のみる高い標高からの絶景は本当に心を動かしますね。自分のこれまでの価値観がちっぽけな気持ちになります。
よく海外旅行に行くと価値観変わるとか言いますけど、時間もお金もかかるし、登山は国内で済むのでおすすめですよ。やはりロープウエーで登って見る景色と、自分の足で苦労して登って見る景色だと「やっぱり違う」んですよね。不思議ですが。
ちなみに、登山に行った2020年10月25日は赤城山は紅葉落葉中で見頃は過ぎていました。大沼周辺は紅葉していましたが、山はもう紅葉ほとんどありません。
駒ヶ岳から降るルートは階段整備されており、地図上急降下に見えたけど、なんてこことない。楽々でした。
今までどの山も「熊出没注意!」の看板見たけれど、黒桧山では一度も見なかった。これだけ整備されていて人の出入りも多ければあまり出ないのだろう。
帰路「まさかの渋滞」
下山してびっくり。まだ駐車場満車だ。朝9時に登山開始して、下山13時30分頃でした。
駐車場まで徒歩で移動し、最後に大沼を通って帰り道へ。
帰り道まで凄まじい渋滞でした。「え、山道って渋滞するの?」
赤城山はもう単なる山ではなく「観光スポット」なんだなと思い知りました。県外ナンバーが多かった。結構GOTOキャンペーンで来てる人が多いっぽい。
総括して、赤城山(黒桧山→駒ヶ岳)は家族でこれる安全な山。道も広いし、整備もされていて基本登りやすい。所々に広場があって、休憩スポットを確保できる。ただし、登山道でトイレは無し。そしてボリュームも結構あり、往復3時間30から4時間程度。家族で行動する場合は駐車場移動含め、5時間見積もった方が良いかも。登山後は結構な疲労感があります。
いつか息子が大きくなって一緒に登るのが楽しみだ。