【ソロ登山】掃部ヶ岳登りました(榛名山)

夫のKORNです。1年ぶりの登山をしました。

榛名山の最高峰である掃部ヶ岳登山ですが、定番ルートは「掃部ヶ岳→杖の神峠→杏ヶ岳」という縦走ルート。このルートの場合の工程予測時間は5時間30分と思われる。山の感覚も分からない初心者が行うルートではないと思うので、今回は掃部ヶ岳登頂のみを目的として出発。

今までは妻と一緒に山に登っていましたが、妻は子供の面倒を見ている為ソロ登山を敢行。と言うか、今後はソロ登山を趣味として行おうと決めました。

【私の場合の登山条件】
日帰り登山
マイカー移動
ソロ登山(1名行動)
群馬県高崎市拠点(出発地・帰宅地点固定)

※宿泊される方、公共交通機関を使う方などもご参考までに

ソロ登山を行うにあたって心構え

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  • 安全に帰ること
  • 昼12時までに下山目処をたてること
  • 危険なコースには行かないこと
  • 日帰りで計画すること
  • すれ違う登山者への挨拶徹底

ソロ登山なので、自分以外に頼れる人は基本いません。

昼12時時点で下山の目処が立っていない場合危険と考えます。秋季は日が落ちるのが早いです。夕方17時には外は真っ暗です。私の中では昼14時、どんなに遅くても昼15時には下山している状態をタイムリミットと考えています。

理由として、山までの道のりを「車」で向かっているからです。山の麓に住んでいる場合の除き、基本的に自宅から目的地まで遠いです。私の自宅から榛名山の山影がよく見えますが、実際に車で向かうと50分前後かかります。

他の山であればもっとかかります。同じ群馬内の山でも谷川岳なんかだと2時間以上かかりそうです。山って遠いんです。まず向かうだけで車の運転で体力を消耗します。そして、朝早起きして向かうので、「寝不足」とも闘う可能性があります。都合よく前日夜10時前なんかに就寝できれば良いですが、生活リズムもありますし、なかなか上手く寝られないですよね。

ましてや、「明日は登山」って思うと、ワクワクして眠り難かったりします。ギリギリまで登山して下山して、帰りの運転をする頃には真っ暗で疲れ果ててしまうと、「交通事故」の可能性が上がります。時間配分には本当に注意が必要です。帰りの運転までも全て「ソロ」なんです。

危険なコースにいって万が一遭難したり、滑落したりしてしまうと、「家族に心配をかけてしまいます」一人でそうなった場合、生還率はグッと下がるでしょう。

登山において、登山者同士ですれ違う時は「こんにちはー」と声を掛け合います。これはマナーとして一般的かもしれません。登山において、自身に何かあった時、大体居合わせた「他人」が救助者になります。そして、自分も目の前でその場に立ち会ってしまった場合「全力で助ける」ことを想定する必要があります。声を掛け合い、助け合い精神を持っていないと足元を救われるかもしれません。(人気スポットで土日登山の場合は人が多すぎるせいかあまり挨拶の習慣がないようです)

掃部ヶ岳登山開始

まず、車で向かう場合「ナビ」の設定をしてから向かいます。

私の中で困ることが、調べても「ナビで住所設定ができない」場合があります。登山道周辺って、住所が正確に決まっていないところあるようですね。

基本的にナビ設定する目的地は「登山道周辺の駐車場」になります。

掃部ヶ岳の場合は「高崎市営駐車場」になるのですが、これまた正確な住所が出ず、「群馬県吾妻群東吾妻町川戸」としか住所名が出てきません(GoogleMAP)。近くの商業施設(ロマンス亭)を検索し、その住所を入力して向かいました。

高崎市営無料駐車場出入り口

駐車場は広く、出入り口は2箇所あり、標識も画像の通りでわかりやすいです。

登山口:案内MAP

登山口によっては入り口で詳細な案内MAPがあります。偶に落石などで入山禁止箇所の説明などもありますので、必ず見落とさずに確認しましょう。

登り始めて10分くらいすると第一分岐点が出ます。硯岩(すずりいわ)は絶景スポットです。是非立ち寄ってみて下さい。

硯岩(標高1,251m)

硯岩は「断崖絶壁」です。高所恐怖症の方は注意して下さい。

崖から臨む展望は絶景の一言。山頂はこの逆側を向いているので、榛名湖を一望できるのはここからとなります。本当にRPGのワールドMAPみたいな景色だなと思いました。曇り空だけど、やっぱり榛名湖は美しい。

硯岩を楽しんだらまた山頂に向け行動開始。掃部ヶ岳山頂までの行動ルートであれば、硯岩で撮影等で遊ぶ時間を使っても問題ないでしょう。(杖の神峠、耳岩まで行く場合は時間計算して行動を)

山頂までの道のり

山頂までとにかくひたすら「階段」が続きます。しかもこの階段、「登り難い」

横から見るとこうなっていますが、ご覧の通り段が高い。20cm以上は高さがあると思います。感覚も30〜40cmくらいあったかと思います。足を踏み外すと転びそうです。雨の翌日登山であれば注意が必要です。

トレッキングポールがあると便利です。

トレッキングポールはI型とT型があります。私は最初はI型を2本使用して登っていましたが、片方壊れてしまったのもあり1本T型を買いました。

T型1本で登るほうが片手が空くので、撮影したいときに楽ですし、片手空くことで手すりやロープに捕まることができ、フットワーク軽く動ける為私には性に合っていました。

掃部ヶ岳の階段のように手摺りがなく足元悪い階段の場合はI型の方が安定すると思います。ここは好みに合わせて使い分けて良いと思いますね。

この階段、どうやら昔はこうではなかったけれど、雨やらで土が流されこんなに上りにくい形になったんだとか…。と道中で会った登山者の方から聞きました。

体温調節について

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山道は標高が高ければ高いほど「寒い」です。ただ、こんな画像のようになっている登山は「狙って」行かないとないです。11月以降で標高2,500m以上のクラスに登る場合は積雪状況の確認が必要で、冬用装備の準備や、車の「冬タイヤ」まで準備が必要になるでしょう。

私が紹介するのは「初心者向け」「ソロ登山者向け」の内容になってきますので、こういった状況はむしろ避けていきます。

これから上りたい山が「積雪」するか「路面凍結」するのかなど、これも事前に確認してから登山計画を立てましょう。

さて、掃部ヶ岳についてですが、この山は2020年11月時点では凍結、積雪は確認されておりません。同じ群馬県内の「日光白根山(2,578m)」では遠くからでも積雪が確認できます。

しかしこの山、とにかく勾配がずっと続き、常に階段を上り続けるような山道です。

「とにかく暑い」

新陳代謝は人それぞれですが、私は汗っかきの部類に入ります。同じ汗っかきの方はあまり厚着で行くと登りの連続から「汗だく」になります。

私は10月と11月に掃部ヶ岳に登りましたが、二回とも上着を脱いで、長袖シャツ一枚で登りました。山頂周辺で勾配緩くなったところで上着を着直します。山頂付近になると山風も吹きますし、少し寒くなります。私が準備しているものとして、

  • ジャケット(撥水機能付き)
  • ダウンベスト(コンパクトに収納できるタイプ)
  • ネックウォーマー

一時期はジャケットと別にレインジャケットを入れていましたが、天気予報で雨の降らない日を選びますし、撥水機能有りで通気性もある高機能ジャケットの場合多少の雨も問題ありません。

山頂で休憩すると、体が冷えるのでそこでダウンベストを使用します。ちなみに私は「ユニクロのウルトラライトダウンベスト」を使用しています。もともと登山用に買ったものではなかったのですが、収納袋もついておりとりあえず使っていますが問題ありません。

こういった収納袋つきのものであれば、リュックに入りますし、重宝するでしょう。こだわりたい方は、山岳系ブランドで買うと良いと思います。(高いですが)

また、11月以降の登山では「厚手ジャケット」「薄手ジャケット」を念のため入れる時があります。山によって、気候によって「装備品」を準備する感覚が楽しいですね。

掃部ヶ岳山頂(1,449m)到着

掃部ヶ岳山頂の景色(曇り空)

山頂まで1時間前後で着いたかと思います。硯岩で景色の写真を撮ったり、途中の景色に感動して写真を撮ったりしていてもさほど時間はかかりませんでした。硯岩を無視して杏ヶ岳縦走した時は40分くらいで登れました。

山頂で記念写真(^^)

コロナ対策で何気なく持っていったマスクでしたが、意外と寒さ対策に効果ありでした。顎から頬まわり結構冷えるんですよね。

私はコーヒーを飲むことを趣味としているのですが、山頂で飲むコーヒーが本当に好きで、これを目的にして登っているのもあります。

山頂コーヒーするには道具を入れる必要があり、「水」も多めに持っていく必要があります。リュックの重さが増えてしまうので、初心者で体力に自身がない方は無理しないほうが良いかと思います。

山頂から逆方向に行くと「杏ヶ岳」の標識がありますが、こちらは別日に登りました。初心者が気軽に行くルートではないです。体力が着いてから挑みましょう。

下山から帰路

榛名湖(2020年10月19日)天気:曇り

往復と休憩含め、おおよそ3時間前後だったと思います。撮影したり山頂でコーヒー飲んだりと遊びながらでこのぐらいでした。

9時から登山開始し、山頂で40分くらい休憩し、出会った知らない登山者の方と会話。12時頃下山。1時間ほど車を運転し、13時に帰宅。

登山というと初心者や知らない人のイメージだと「富士山登山」をイメージして1日丸々かかると思うのではないかと思います。(私はそうでした)しかし、山によっては3時間前後でサクッと往復できます。

久しぶりの登山ということもあり、下山で足の筋肉がプルプルになりました。筋トレやランニングは日々行っておりましたが、やはり運動の質が違うとこうなりますね。

そして山登りを始めだすと、「この装備があったら…」という改善点や欲求が出てきます。私の場合「極力安く済ませられる」アイテムの紹介も今後していきたいと思います。

本記事が同じ初心者の方の参考になればと思います。では良い登山旅を!

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