こんにちは。KORNです。
今回はコスパ最強のダイニングチェア選びという記事を書き記します。
しかし、家具というものに「コスパ」という概念を求めるとあまり良くないのです。
家具とは体を支えるものです。座っていると心地良さがあり、眺めていると美しさがあり、部屋を彩り、長年使うほどに味が増していきヴィンテージ、アンティークへと変化していくものが本物の家具です。
そしてそんな椅子の選ぶ金額は「一脚5万円以上」が基準と考えて下さい。
4脚揃えると20万円もしますね。
ただ、誰しもそんなに家具にお金を使うことが出来ない人が多いのも事実です。
ぱっと見のデザインだけはこだわりたい。
そこそこの値段で品の良いものを求めたいなど。
そんな人向けにお勧めアイテムを紹介します。
リプロダクト(ジェネリック)アイテム
デザイナーズチェアと呼ばれるものの大半はミッドセンチュリーと呼ばれる1950年前後に誕生しているものが多く、現在はデザイナー本人も亡くなっており、意匠権がなくなっています。
正規理プロダクトと呼ばれるものが存在しており、カール・ハンセン&サンやハーマンミラー、Vitra などが有名です。
意匠権のなくなった名作デザインを安価な部材、製造で作られたアイテムです。
イームズチェア(イームズ)
Yチェア(ハンス・J・ウェグナー)
エルボチェア(ハンス・J・ウェグナー)
シェイカーチェア(ボーエ・モーエンセン)
パントンチェア
アントチェア(アルネ・ヤコブセン)
日本人デザイナー「岩倉榮利」の椅子(シギヤマ YUZU)
飛騨高山の家具の歴史を変えた岩倉榮利の椅子として知る人ぞ知るシギヤマのYUZUシリーズ。
岩倉榮利の椅子といえば柏木工や白川、キタニなどのメーカーにモダンデザインを与えた人物。
家具ブランド、「ロックストーン」を作った人物でもあります。
1脚5万円以上は通常しますが、このYUZUシリーズは海外製。
岩倉先生の真骨頂とはかけ離れていますが、このYUZUはこの価格で日本の伝説的なデザイナーの息がかかっているものなのです。
世界一のダイニング家具メーカー「カリガリス」
イタリアのブランドカリガリス。ブランド品なので基本的に1脚5万円はするのですが、意外にも3万円を切るコスパの良いシリーズが存在しております。
北欧デザインチェア(関家具)
インテリアショップに携わったことがある人であればピンとくるけど、知らない人は全く知り得ない名称です。
家具の総合商社です。
実は見たことあるあの家具も、あの小洒落たブランドも全部関家具だったのか!というくらいの規模です。
レトロ木製椅子(ノーブランド)
飛騨高山の椅子っぽいものです。ウィンザーチェアをベースにした木製椅子です。
体の形に合わせた座面の彫り込みが入っており座り心地も良さそうです。
しかも価格が高騰しているオーク材を使っているとのことでこの価格。。
座面高も42cmなので日本向けのサイズ設定。
現物わかりませんが、スペックを見るとお買い得な様子です。
(これも実は関家具かも…)
PATIO PETITE(パティオプティ) MA-チェア (谷尻誠・吉田愛)
ダイニングチェアというよりは、ベランダガーデンチェアです。
しかしガーデンチェアと呼ぶにはモダンなデザインで、デザイン的には中で使っても問題ないと思います。
このシリーズは谷尻誠さんと吉田愛さんという日本の代表的な建築家がデザインに携わっているので、その辺のガーデンチェアと比較すると一線を画している存在感です。
まとめ
いかがでしょうか。
新築で予算がオーバーしてどうしても椅子一脚の価格を落としたい… とか
1脚だけ自分のお気に入りを用意したい… とか
今までニ●リの椅子だったけど、デザインの凝ったものが欲しい…
様々な事情があると思います。
今回紹介したものは、コスパの良いものとして羅列しました。
しかし注意して欲しいのは、本当に価値があって、飽きずに使い続けられるもの。メンテナンス次第で世代を超えるもの。という本当に良いものは、
1脚「5万円以上」が相場となることを忘れないで下さい。