住宅メーカーの営業さんに流されるな

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日本という国は住空間という考え方の中で一番大きい組織は、「住宅メーカー」です。つまり「家」を作る人、売る人ですね。

次にキッチン、トイレバスといった住宅に必ず備え付ける「水回り」設備メーカー。床材壁材といった「内装」

ここら辺の業種はくっついているものです。

ここで一つ、家の中の生活に必要不可欠である大事なものが切り離されていることに気づかれましたか?

切り離されているので、インテリア以外のことを「先に」全部決めさせられます。

外装内装、間取り、床壁天井、照明、キッチン

ここで、あなたが「インテリアどうしよう」と相談してみて下さい。そしたら大体こうなります。

「インテリアなんていいんですよ!あとでいくらでも決められますから」

そう、余計な事を考えさせたくないんです。早く家(箱)だけに集中して予算を出来るだけ絞り取って売り上げにしたいのです。

企業とは営利団体なんだから当然です。迷い始めて他のメーカーに移ったなんて言ったら目も当てられません。

大きい金額を売るってこういう子狡さも必要なんです。。

早く決めてしまいたい営業マンの気持ちも分かります。

今回は、そういった営業マンの思惑に取り込まれない為の知識を教えます。

住宅メーカーのインテリアコーディネーター

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住宅メーカーには「インテリアコーディネーター」がいるところがあります。インテリアコーディネーターという「資格」を持っているかどうかは個人によると思いますが、大手だと持っている人がいる確率は高いです。

ちなみに「インテリアコーディネーター」という資格は難関な部類のものですが大して役に立ちません。知識としてもっています。程度のものです。箔をつけたい人向けの自己満系資格です。

資格を持っているから偉いとかすごいのではなく、ちゃんと実務として良い提案が出来るかどうかが重要。

(出来る人は高学歴だからすごいのではなく、中身が伴っているから凄いのと同じです)

住宅メーカーのコーディネーターは自分で顧客を捕まえたりしなくて良く、住宅が成約した人が来て一緒に選ぶような形式です。

なので仕事内容としてのハードルはそこまで高くなく、建物が成約してその流れで案内されたお客の対応をする形になります。そして床壁天井とあわせて会社の選択肢の中からできる範囲で物を選んでいます。(TOTOやクリナップといった設備機器販売の形態と似ていますね)

そして特定のブランドを販売するとキックバックがあったりするのでしれッとプランニングに混ぜてくることがあります。商品現物を常に触る現場に居ない、販売の実務経験もない人が多いです。たまに展示会やインテリアショップで家具に触れている方が実情。

コーディネーターは、床壁天井と照明には詳しく、実務経験がある人。

インテリアショップは「家具の専門家」家具を通して床壁天井と空間コーディネート提案ができる人。(本物のインテリアショップと家具屋、雑貨屋は大違いなので注意)

あくまでも予算に合わせて、とか、住宅メーカーの意向に沿って。の範囲内でしか決められない人たちですので「プロのいうことだから間違いない」と思うと危険です。

新築を買うときの予算組み

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家を買うときの予算組みをどう考えていますか?

そもそもどれぐらいかかるの?

本件では「メーカーによって変わる、オプションや工法で変わる」と要素が不特定なので予算自体の深堀はしません。

住宅メーカーの人と話して「家」のことだけ話を詰めていると、「家だけで」予算を使い尽くされてしまいます。

相手はプロの営業マンです。売上成績をあげる為に、いろいろと「提案」をしてきます。

そしてオプションをあれやこれやと入れていくうちに、3000万円の予算の中で、土地1000万、家2000万ということが起きてしまいます。

新築を建てる時には家だけじゃありません。外構、庭、など外回りにもお金がかかります。そして「中」インテリアにもお金がかかります。

家はお金がかかるものですよね。そして外構も外から見えるので、人間見栄っ張りなものでお金をそれなりにかけます。

そして予算を使い尽くした中、「インテリア」選びを始めるのです。海外製の安い家や安い外構はありませんが、安い家具は存在します。

新築でニ〇リ…と選ぶ人は少数派でしょうが、UNI〇O、NI〇O AND…、とおしゃれ風ですが海外製の本物ではない流行りものデザインを選ぶ人は多いでしょう。

そんなものがあるせいで、「家具は余った予算で、家に入るものでも選んどけ」という見下した価値観が生まれてしまうのだ。

こうなる前に最初から相場を勉強して予算を組んでおきましょう。

そして住宅メーカー選びより、家具から選ぶほうが賢い。本物の国産家具や、北欧、フランス、イタリアブランド家具等のセレクトショップで本物に触れ基準を知る。

金持ちじゃない限りB&Bやカッシーナ、アルフレックスやミノッティに行く必要はない。

リビングダイニング、ベッドと含め150万円から200万円以内か~と基準から予算を組みやすい。

そして家。間取りの目途が決まったら庭や外構と割り出せるようになる。

ちなみに住宅メーカーの営業さんは「外構」のこともそこまで知らない人が多く、この話題すら嫌がられるので、「外構は後でいいですよ。先に家のことを決めましょう」と流される場合が多いので注意しましょう。

スペックと価格ばかり語る営業

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営業マンの「あたり・はずれ」の特徴をお伝えします。

まず、見出しの通り、

住宅の「スペック」ばかり語る人。

  • 高気密・高断熱です!
  • 外壁タイルが標準装備なんです!
  • 自由設計が特徴なんです!
  • 耐震構造が強いんです!
  • 窓の冊子が三重構造で!

こういう営業マンであれば微妙…と思った方がいいでしょう。

あなたがスペックマニアで、スペックを聞きたくてしょうがなく、だから答えてくれているのであればいいでしょう。

価格の話ばかりする人

住宅は大きな買い物なので、住宅ローンの組める限度により買える、買えないは発生します。

逆に言えば最初の時点で平均いくらかかるか教えてくれる方が親切かもしれません。

  • 年収○○○万円の20代夫婦でも買ってます!
  • 安くしますよ!
  • ここは安く済ませちゃいましょう!
  • いくらの土地のところにしますか?
  • 予算はいくらですか?
  • 年収はいくらですか?

効率を求める営業マンは「買えない客」と判断する為に年収や職業を聞いてくることもあります。それが分かればローンの限度もある程度読めるからです。

買えそうな客にしかまともに接客しない営業マン…。それがあなたの担当だったらどうでしょうか。

あなたが買えそうな客で、そういうステータスだから嫌な顔せずに接客しているかもしれません。

ただ、私であればそんな性根のやつに自分の一生の買い物に付き合ってほしくないです。

そもそも、家なんて価格だけで決めるものではないのです。良いものを作っている自信があるなら、安くしますとか下に落とす発言はもってのほか。安くすることでしかセールスが出来ない「下の下」の営業と言えるでしょう。

暮らしを語れる営業マンは有能

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まず、あなたが今の暮らしに満足していたなら、一戸建てとか「いらない」はずなんです。

しかし、なにかしら不満があるから家が欲しいと思っているはずなんです。

それは誰でも100%そうなんです。

「なんとなく家が欲しいから買う」なんていますか?

お金が有り余った大富豪ですらそんな買い方しないと思いますよ。

  • 大きい家に住むのが夢だったから欲しいんです
  • アパートが狭いから一戸建てが欲しいんです
  • 子供が成長して歩き回るとアパートが狭いんです
  • 家事動線が長くて不便だから注文住宅にしたいんです

上げればきりがないのですが、誰しもこういう思いがあるんです。

あなたが担当している営業マンは、あなたのこういった不便不満を聞き出してくれていますか?

これらを聞いてもらった上で、それを解決する方法を提示してくれるのが、信頼できる営業マンです。

そしてあなたが注文住宅を買って、それら不便を解消したら、「どう人生が変わるのか」を暮らしの観点から語れる人を見つけられたらラッキーです。

そんなの普通じゃない?と思うかもしれませんが、これが出来ない人が圧倒的に多い。

私も住宅メーカー大手から中小と数十社見てきましたが、ほとんどの人がこれを出来ないのです。

まず家探しで工務店、ハウスメーカーと見学に行くときは予備知識をつけてから挑んでください!

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