夫のKORNです。
育児休暇について最近世論が活発になってきておりますね。一部では父親の育児休暇の取得を推奨するような優良企業もあるんだとか。
コロナ禍になりステイホームや在宅ワークと風習も確立されつつあり、自宅にパパさんがいるようになった家庭も多いのではないでしょうか。
そんなパパさん向けに私が実際に家事育児で着ていて快適だった衣料を紹介します。
なぜ育児で服装にこだわるのか
服装に無頓着な方っていますよね。それ自体、私からすればその感覚が羨ましいと感じてしまうのですが、私はどうしても「気になってしまう」のです。
逆に考えてみて欲しい。
自宅にいる時間が長いからこそ、見た目に気を使った方が良いのだと。
子供が2、3歳以内で物心ついていなければいくらパパが見た目ヘンテコでズボラでも気になりませんが、子供が小学生くらいでしかも「娘」であればどうでしょうか。
自宅にいるパパがしっかりした見た目かそうでないかで、子供心に父親への価値観は変わってしまうでしょう。
そして自宅に奥さんがいます。奥さん的にも、旦那がいつもパンツ一枚で生活、となると嫌気がさすでしょう。
いくら夫婦、家族といってもなんでも許される訳ではなく、そこには男女の共同生活がありますので、最低限身なりは整えておきたいですよね。
そしてイクメンとして、家事育児を行う場合何かと動き回り、汚れやすいものです。行う作業想定として
- 食器など洗い物
- 風呂掃除
- 洗濯物(洗濯機→干し→たたみ)
- 子供をあやしたり遊んであげる
- 子供の散歩や公園、送り迎えや買い出しなど外出全般
- 料理
その上で機能的であれば尚良いと思っています。今回は私がいろいろ試してきた中で実際に感じた服装へのレビューとして紹介します。
ジーパンとTシャツ
自宅でこの服装のパパさんならどこに出ても恥ずかしくないですね。
ただし、気を付ける事として
- 水に濡れると乾きが悪い(洗濯後干してもなかなか乾かない)
- 子供と遊んで汚れても良いものを選ぶ(よだれとか)
- 動き回るには適していない(伸縮性悪い)
洗濯する際のジーパンの色落ちが気になっちゃうとか、ちょっと良いTシャツで染みをつけたくないとか、アイテムのチョイスに気をつける必要があります。
また、水に弱いので、イクメンは「食器洗いや風呂掃除」などの「水回り」の家事もやらなくてはなりません。水が跳ねたりうっかりかかったらなかなか乾かず不快ですね。
子供の面倒も見るとなると「結構動き回る」のでこの服装だと「見た目」というポイントのみクリアしていると感じます。
パジャマ(ルームウェア)
動きやすさや、着心地の良さはあると思いますが、見た目がNGですね。また、このまま外に出ることはできませんので、イクメンパパが一日中パジャマではいけないと思います。
スウェット系(パーカー、トレーナー)
上下スウェット系という想定になります。
動きやすさはクリアしています。
ただ、見た目の部屋着感は否めないですね。外出に不向きです。また、水仕事にも不向きで、一度濡れると乾きにくいですね。
パーカーに関しては、フードが部屋では結構「邪魔」で、横になって休みたい時とか、ごわついて鬱陶しいと私は感じています。
パーカーのフードは外でかぶることもないし、これは「おしゃれ着」ですね。そして耐風性もない為、外で子供と遊んだり公園散歩すると冬場は寒く、夏場は暑くなりそうです。
そして動き回ると生地が分厚い為、熱が籠ります。そうなると今度は「暑くて不快」になります。
上はパーカー、トレーナー類、下がジーパンとなればオシャレになりますが、イクメンとして動き回り汚れても良い服装とは少し違うかと考えます。
ジャージ
ジャージは伸縮性抜群で、運動着として真っ先に思い浮かぶ衣料かと思います。
実際に着ている人も多いと思いますが、画像のように「THE・ジャージ」だと外見で「ダサい」になってしまい、ズボラ感が強調されそうです。イクメン外出系作業には不向きで、家庭内ビジュアルの低下も招きます。
ジャージのチョイスもミスると「ヤンキーパパ」になりかねません。
また、濡れた場合は速乾性はあると思いますが、耐水性はないのでうっかり水がかかったら「着替え」が必要になります。
通気性抜群なので、秋冬はこれだと寒いので力不足でしょう。
フォーマルテイストのカジュアル衣料
ワイシャツですとか、
ジャケットやスラックスはもってのほかです。
仕事が休みの日に子供と少しお出かけするとか、そういう場合には「ダンディ」な父親で素晴らしいですが、「家事・育児」には不向きです。
動きにくいし、水に弱いし、汚れても洗濯できずクリーニングが必要。汗かいても通気性は悪く、あくまでこれは「お出かけ用」ですね。
ソフトシェル衣料
ソフトシェルという言葉をご存知でしょうか。特別な素材を指す名称で、その特徴的な機能と育児の作業を組み合わせてみます
- 「撥水性」があり食器洗いや風呂掃除でも安心
- 「吸湿性」「通気性」に動き回っても蒸れずに快適
- 「伸縮性」があり子供と激しく動き回っても大丈夫
- 「防風性」があり外に散歩や買い出しに出ても一枚で平気
- 「速乾性」が高く、洗濯後1、2時間で乾く
- 「携帯性」薄くて軽くコンパクトになるので実家帰省や旅先も便利
私がいろいろな衣料で自宅時間を過ごし、家事育児と行ってみてこの素材の衣料にたどり着きました。
最初は登山で使えるかもと思ったのですが、登山より家事育児と普段用に毎日使っています。
私が着用しているのはこちら
この上下をインナー変えて毎日着てます。快適すぎて。
今、息子が一歳なので、抱っこ紐でお散歩したりしています。抱っこしたときによだれ垂らされたりしますが、撥水してるので気になりません。
しかも、「ちょっとジョギングしようかな」と思い体を動かしたい時も「これ一着」で事足りてしまいます。冬場外はさすがに寒いかな。という時はこの上に一枚ジャケットを羽織るだけです。
家事育児しながら子供がお昼寝した時は、妻に見てもらいながら30分くらいジョギング。雨の日の外での買い出しや車で送り迎えなどの活動も濡れずに撥水するので安心。
ブランド別ソフトシェル
極力普段使いできそうなデザインと高すぎないものをチョイスしました。
選んだ条件として
- 【上に着るもの】フードがないもの
- 【上に着るもの】前チャックのないもの
- 【下に着るもの】特に条件なし
THE NORTH FACE
Columbia
OAKLEY
Snow Peak
New Balance
HAGLOFS(ホグロフス)
ブランド比較をしてみて
ソフトシェル素材は登山パンツとマウンテンパーカージャケットには非常に多く使われていますが、普段使いのできるパンツとプルオーバーというのはまだそこまで多くありません。
上下揃えられるのは「ノースフェイス」「ニューバランス」「ホグロフス」くらいでした。ノースフェイスは知名度抜群で機能もデザインも申し分ありませんが、少し値段高め。
ニューバランスはゴルフウェアがベースなので好みが分かれるかと感じました。
スポーツ店に行くとノースフェイスとコロンビアで「アウトドア風」衣料が多々ありますが、デザインや着心地だけで機能性は付属していないものが多いです。
その点ホグロフスは普段着にアウトドアの機能性を詰め込んだ衣料の開発の一歩先を行っていると感じます。紹介した他にもボタンシャツの機能性衣料まで作っています。
日本ではまだマイナーなブランドですが、素晴らしい機能性衣料がたくさん作られています。
ちなみに2020年AW期からニューバランスは運動着とスーツ、スラックスを組み合わせた新スタイルの提案も行っていますね。スーツ着ながら動き回れて、仕事帰りにそのまま家事育児に使えそうです。
ニューバランスの上記アイテムはアルペンオンラインかニューバランス公式通販でしか手に入らなさそうです。
快適なイクメンライフを
いかがでしたでしょうか。
一着上下あれば、それだけで育児や家事、外での買い出しや散歩まで全て対応できてしまう夢のような服の紹介でした。
「家事育児は女性がするもので、俺は家事が苦手だから任せている。」
というのは古い価値観で、パパも「一緒に」できた方がいいに決まっています。
仕事で長時間労働を強いられているパパさんが大多数かもしれません。そういったパパさんは知らない方が多いと思うのですが、「育児」と「家事」の両立って非常に重労働です。
知識として家事育児が重労働なんていうのは「理解」している方も多いと思いますが、「実際にやってみてください」
一番苦しいのは作業量の多さだけでなく、給料も出ずに、誰からも認めてもらえず、他人からはやってて当たり前。としか思われない環境です。
パパさんのお仕事は大変ではありますが、「給料」は出るし、仕事の出来がよければ上司なり顧客なり誰かが「認めて」くれますよね。
動ける日はパパさんも家事育児を覚えて、全力で動き回りましょう。上記の機能性衣料はそんな活動も支えてくれますし、運動不足解消のジョギングアイテムにもなるでしょう。