最強の布製タイヤチェーン:ISSEスノーソックス スーパーモデル レビュー

今回、布製タイヤチェーンで今最も勢いのあるISSE スノーソックス スーパーモデルを使用したのでレビューします。タイヤのチェーンって選びたいけど多すぎてどれがいいんだろうと迷っている方へ向けて発信します。

KORNです。2018年の北陸豪雪以降、過去の記録を塗り替えるほどの積雪が発生しています。

特に日本海側の地域はどこも豪雪傾向にあり、大雪が降るのは東北や北海道だけではなくなってきました。日本海側であれば西日本の地域でも雪はいつ降ってもおかしくない状態ですね。

通常雪の降らない地域でも、今やどこでも年に数回は降雪の可能性がある状態と言える環境になっていると言えるでしょう。

現在群馬県高崎市に住んでいるのですが、ここも「基本」スタッドレスタイヤがいらない地域です。

群馬県内でも高崎市、前橋市、伊勢崎市、太田市、桐生市と街中を移動する分にはスタッドレスを使う必要はないでしょう。ただ、渋川市、みなかみ町、沼田市、嬬恋村、草津市では、山道は凍結に注意する必要があります。

年に一度か二度雪が降るかもしれない、というだけでスタッドレスタイヤを買う必要があるのでしょうか。ウインタースポーツの趣味があるわけでもないのに…。という方、かなり多いのではないでしょうか。

そんな時に便利なアイテムを紹介します。

金属チェーンの煩わしさ

2000年代以前はチェーンしか選択肢がありませんでした。取り付けは非常に面倒で、走るとチェーンをガタガタと踏む音が鳴り乗り心地も悪くなります。

積雪面や凍結面では良いですが、雪道からの乾燥露出面が唐突に出てくるのが冬道では当たり前です。写真のような太い金属チェーンでは一々着脱する必要があります。また、チェーンが切れた時のことを考えたら恐ろしいですよね。

そして金属チェーン、スパイク付き非金属チェーンもですが、金属が道路で削れて鉄粉が環境破壊してしまうような気がしてしまうので抵抗ある方もいると思います。

私の場合、年に数回、雪が降るか降らないかの地域。雪山も月に1、2度行くか行かないかといった具合だったので、スタッドレスタイヤを買うにはコストが高すぎる。けれどもやっぱり雪山に登りたい…。

チェーンは面倒くさいし、千切れたら怖い。完全降雪地に行くわけでもないので、アスファルト露出面にも対応出来るものがいい。

一応、スプレータイプという、タイヤにスプレーを吹きかける物も検討したが、チェーン規制不可、剥離剤がないとのことで除外しました。

しかし、そんな都合の良いアイテム、あるのだろうか…。

布製チェーンという選択肢(スノーソックス・オートソック)

そんな私のわがままな要望に答えてくれたのが、スノーソックスでした。

いわゆる、「布製チェーン」と呼ばれるものである。

布製チェーンとは?何が良いのか?初めて聞く方は疑問に感じるものだと思います。車という高額な資産の走行を支えるものであり、ましてや自分の命を預けるものです。

以下が布製チェーンのメリットと言われています

  • 着脱は非常に容易
  • 軽量でコンパクトに保管可能
  • 振動や騒音はなく、乗り心地を阻害しない
  • 雪道、凍結路でも走行可能

しかし布製チェーン、結構種類が多いんですよね。

Amazonで探していましたが、海外のブランドものからAmazonオリジナル、ノーブランドと思わしきものまで複数種類ありました。

まず布製チェーンにはデメリットがあります。

  • 金属チェーン、ワイヤー式など他より耐久性が低い
  • チェーン規制時に走行できない可能性がある

出来る限り、これらのデメリットを排除したい。私はおそらく全種類の布製チェーンを見た限りで、高性能なものをチョイスした。

まず、布製チェーンを選ぶ時に出てくるブランドが

  • ISSE スノーソックス
  • AUTOSOCK(オートソック)
  • スノーテックス

これら以外は公式メーカーサイトが見つけられず、無名ブランドと言っても差し支えないかと思います。これらのブランドを少し調べていきます。

AUTOSOCK(オートソック)

新興ブランドではなく、布製チェーンに対して歴史を持っています。メルカリ等のフリマアプリで調べてみると、このオートソックの出品が占めていました。それだけ布製チェーンの中では普及しているということですね。

現在、世界50カ国以上で展開されており、各国の認証機関にその安全性が認められていることから、大手自動車メーカーの純正用品にも採用されているようです。

【オートソック ハイパフォーマンス】

【オートソック スタンダード】

価格は1万円前後となります。チェーン規制対応可能。駆動輪のみにつける物となり、中に2本入っています。

オートソックの「スタンダード」と「ハイパフォーマンス」で違いはあるの?

ハイパフォーマンスは幅広タイヤに対応する為、特殊ポリエスターファイバーの生地部分を広げた仕様となっており、性能差を表すものではありません。生地の使用幅が増えたことによるコストアップ版のようです。確かに、大きな価格差となっていないことから納得ですね。

スノーテックス

株式会社コイズミから販売されている国産布製チェーンです。スノーテックスは2018年12月14日に国土交通省から発表されたチェーン規制に関連する改正での保安基準(走行装置等・第9条第4項)適合品です。チェーン規制時にご利用可能です。

価格は13,000円前後とったところ。ホイールと同色でレッド色のラインが入っている外観、他と比べてデザインがかっこいいですね。

オートソックはホイールまですっぽり覆う仕様でしたが、こちらはホイールは覆わないタイプです。他にも特徴として、

  • 走行中の巻き込みを防ぐストッパー付き
  • タイヤにジャストフィットするウェーブカット
  • 排水性にすぐれた特殊繊維を使用した生地

特許を取得した特殊技術を使用した、安心安全の国産品質です。

楽天でも検索すれば出てきましたが、基本的にはメーカー公式通販「コイズミダイレクト」での販売のみとなっているようです。

ISSE(イッセ) スノーソックス

Amazonでのマーケティングに力を入れているのか、検索するとISSEスノーソックスがすぐに出てきます。

イッセ・スノーソックスは、スペイン、バルセロナのイッセ(ISSE)社が開発・製造する布製タイヤチェーン。

ヨーロッパ、アメリカでは実績を残し、2019年に日本に上陸。上陸後わずか1年で大手インポーター(BMW、メルセデスベンツジャパン)のメーカーオプションに採用された他、ロードサービスの搭載ツールにも選ばれるなど品質と性能にこだわる日本のドライバーから幅広い支持を受けている。

【Classic Model】

レッド色のシマシマデザインが特徴的ですね。他の車から見たら、「あ、あの車チェーン系つけてるな」というのが一目で分かってもらえると思います。

視覚的な情報として発信出来るのは結構重要なことで、冬道でスタッドレスでビュンビュン飛ばしている人からすれば、チェーンやソックスつけている人は時速40kmしか出せない車は「遅い」と思われてしまいます。

それが、「なんでこんなに遅いんだ?」と思われるか、「チェーンならしゃあない」と思われるかでストレスの発生は変わるかもしれません。

スペックの特徴として

  • BMW、メルセデスベンツジャパン、JAF、グッドイヤーなどで純正採用
  • チェーン規制対応。洗濯可能、雪がこびりつきにくく、性能を維持
  • 他社のタイヤチェーンの3.5倍の耐久性(Leitatデータより)

耐久性を具体的な数値で示しているのはこのISSEだけでした。

やはり、高々チェーンと言われ、スタッドレスに比べて「安い」と言われても、値段は1万円越えますし私からすれば「安くない買い物」です。

どうしても失敗したくないですよね。このISSEに関しては、安全性や機能の根拠を伝える情報が多く発信されていることが良いと思いました。

チェーンは物理的に金属が氷に食い込むという、想像しやすい仕組みを思い浮かべられますが、どうにもこの布製チェーンが氷雪面に有効な仕組みって想像し難いですよね。

細かく仕組みが説明されているので、安心して購入に踏み切れます。

他の布製チェーン製品のレビューを見ていると、走行中「外れてしまった」という内容を見かけました。氷雪面走行中に気づかずに脱げてしまったとなると、危険度が高いですよね。無事だったとしても、経済的に紛失したのは痛い。このオートセンター機能はありがたいですね。

スノーソックス スーパーモデル レビュー

色々悩んだ結果、ISSEスノーソックスに購入を決めました。

そして、やはりAmazonレビューを見ていると、クラシックモデルで「破損した」という投稿を見かけたので、少しでも耐久性を期待して「スーパー」モデルを購入しました。

まず、このISSEスノーソックスには「モデル」が3種類に分かれています。

私が所有している車が「MAZDA CX8」という車でSUVタイプ。タイヤも19インチとやや大きめです。スノーソックスでは「サイズ70」が適正サイズで、クラシック、スーパーどちらも取り扱いがあったのですが、私は「スーパーモデル」を選びました。

ISSE スノーソックス 「クラシック」「スーパー」違い

オートソックは規格の違いで機能の差はありませんでしたが、ISSEスノーソックスではモデルにより機能に大きく違いがあります。

【Classic Model】

標準品質。性能と価格のバランスが優れたスノーソックス。都心部を中心に走行するドライバー向け。年に一度の災害に対して緊急用の備えとしている人向け。

  • 都市部を中心に走行するドライバー
  • 近距離運転が主となるドライバー
  • 雪道運転機会が少ないドライバー
  • 年1回〜数回程度の降雪地域向け
  • オールシーズンタイヤ並みの性能

【Super Model】

耐久性に優れた高品質のスノーソック。SUV、大型乗用車、大口径タイヤ向け。走行機会の多いドライバー向け。

  • クラシックよりさらに優れた性能
  • SUV・大型乗用車や大口径タイヤ向け
  • 走行距離・機会の多いドライバー向け
  • タイヤチェーン並みの性能

スーパーモデルは完全に上位互換ですね。その分値段も「高い」です。

私の場合サイズ70だったのですが、

  • クラシックモデルサイズ70 → ¥11,990
  • スーパーモデル サイズ70 → ¥17,380

5,390円も差がありますね。布製チェーンの中では「最上級」と言える価格です。通常の布製チェーンの相場はおおよそ1万円前後でした。ノーブランドに近いアイテムだと7,000円台もありました。

やはりこれは「命を預けるもの」

安かろう悪かろうで万が一のことが起こってはいけない。

私の場合、シーズン中に数回、降雪地域の雪山に行きたいという目的のもとでの購入でした。山道を長く走行するので、この上ない性能となるでしょう。

ISSEスノーソックス スーパーを山道で試験走行

向かっているのは群馬県のシンボル赤城山。(2021年1月10日)

使用した車は「MAZDA CX8」前輪駆動タイプ ノーマルタイヤ使用

天候は快晴。大鳥居から先、標高1,000mまで積雪、凍結なし。(10時時点)

赤城山は整備された山なので、「山道」と言っても、山の土砂道ではなくカーブが連続する登坂道路です。赤城森林公園入口付近から一気に道路に雪が発生。ここは標高1,000mを超えたところです。

新品ピカピカです。初装着!手袋も付いているのはありがたいですね。

装着にジャッキアップという車体を持ち上げる道具は不要で、つけられる部分をかけて、少し車を動かし取り付けできていない部分をつけて、とそれだけでOKです。

少し走行した後、ちゃんと付いていて外れていないか、チェックしましょう。少しぐらい歪んで付いていても、遠心力で正常な位置になるよう設計されているので安心です。

ぶっつけ本番でしたが、難なく装着できました。2本装着してかかった時間は、おおよそ5分ほどでした。この装着し易さは重要です。

念のため取付動画がISSE JAPAN公式より発信されていましたので添付します。

雪降る寒い中、装着にもたもた何十分とかかってしまうと、体も手も冷え切ってしまいます。

装着後、積雪、凍結、アスファルト露出面混合の急な坂道と急カーブの連続でしたが難なく登りました。写真のように真っ白な面ですら余裕でブレーキも効きます。

ビジターセンター駐車場、覚満淵入口前まで走行。距離、約8.7km、15分ほど。一度も滑らず快適でした。

ここで少しハイキングを楽しんで駐車してから3時間ほど経過し、車へ戻る。

【注意①】※駐車時にソックスを外してから長期間駐車してください

私はソックスを外すことを知らずにつけっぱなしで3時間ほど放置してしまいました。外さなければいけない理由として、「凍結」してしまう恐れがあるからです。

凍結したまま走行してしまうと、「生地の破損」を招いてしまうのです。幸い、快晴で気温も上昇していたことから凍結はしていなかったようでした。

【注意②】※停車時にハンドルを回さないこと

前に進んでいる状態であれば摩擦は分散されますが、止まっている状態でハンドル回すと、底部に非常に摩擦が発生し、下がコンクリ露出面であれば即時生地に穴が空く可能性があります。

そして、下山をするのですが、凍結面の下り道も難なく走行できました。

日曜日に行った為、帰りは車が多く走行しており、みんなスタッドレスだったので飛ばしておりましたが、スノーソックスは速度制限40kmの為安全運転です。その為道を譲るために一々端に寄せて、抜かせてあげました。

端に寄せた時に、少し雪の深いところにハマりましたが、ゆっくりアクセルを踏めばこれも難なく脱出できました。(空転しない!)

装着したポイントでスノーソックスの取り外しを行いました。

スノーソックスは装着は簡単だけど、「取り外しは少し面倒」でした。

理由としては「水分を含んでいるから」です。

水分を含んだ生地は摩擦が強く、伸ばしにくく、思っていたより大変でした。装着は5分ほどでタイヤ2本分できましたが、取り外しはタイヤ2本分で10分ほどかかりました。

使用後のお手入れ

一度走るとこの様に汚れます。汚れたまま放置すると劣化が進みすぐに破損する恐れがあるのですぐに中性洗剤で洗ってあげましょう。

家庭洗濯 30℃までの表記

洗濯機で洗えるようですが、砂利汚れで洗濯機壊したくないので湯船で手洗いにしました。

洗濯後、ベランダで外干し一日で乾きました。当然ながら元の真っ白には戻りません。ただ、生地の劣化は見受けられず、相当丈夫です。

生地自体の厚みは2mmくらいありそうです。質感は「柔道着」に似ていますね。非常に丈夫そうです。

さらに拡大して見てみます。ほつれて見える部分は生地が重なった部分であり、特に問題はなさそう。

別の面を拡大。生地に小石が詰まっている部分がありました。これは取り除いてあげましょう。

結構雑に畳みましたが、余裕で元の収納袋にしまう事が出来ました。

非常に軽く、コンパクトになり便利です。次回使用まで車に積んでおきます。

使ってみて感じたこと

このアイテムの使用期限は、「穴が空いたら終了」とのこと。スタッドレスもタイヤゴムには経年劣化があるし、金属は水分含んだままだと錆びたりして保管が大変。

布製チェーンは手入れしておけば自然劣化も多少防げるし、誰でも気軽に使用できるのが大きいメリットだと思います。

今回走行は40km以内厳守しましたが、50kmくらい出しても大丈夫そうな余裕も感じました。

私は北海道の冬季の運転経験と、石川県金沢市での冬季運転経験がある為、「滑る」という感覚と、圧雪面やアイスバーンは理解しております。

今回は圧雪、凍結、坂道の上り下りというより厳しい環境で試した状態でしたが、一切不安を感じない安定した走行を出来ました。

当然のことですが、これをつけて「高速」を走ろう。とは思わないで下さい。

高速道路で降雪地域を通りたい場合にはスタッドレスタイヤを買いましょう。高速ではあくまで緊急時での使用想定を。

年に数回、使うか使わないかわからない。そんなことでスタッドレスタイヤという高額出費まで掛けたくない…。チェーンは面倒くさそう…。非金属チェーンは思っていたより高い…。安すぎるチェーン、非金属、布製、本当に大丈夫か…?どれを買えばいいのか…。

私はずっとこう思っていながら意を決して購入しましたが、大満足です。

サイズ展開も豊富なので、ほぼ全ての車にも対応しております。チェーン類の購入に迷っている方の参考になればと思います!

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